良いところもあるんだけどね [雑感]
http://www.so-net.ne.jp/news/yomiuri2/politics/html/20050927i514.html
「幼稚で無責任だった」杉村太蔵議員、言動を陳謝
杉村太蔵議員、まぁ、アホだとは思う。
でもいかにも現代の若者と言うか。こういう感性の人は多いだろう。私だって、一夜明けて突然年収2,500万円になればうれしいしBMWも買いたくなるし料亭だって行きたい。
今まで、国会議員と一般の社会人の感覚の(とくに金銭感覚の)乖離が元で何度も議員バッシングや舌禍事件やスキャンダルなど問題が起こってきた。だから政治家はダメなんだ、サラリーマンの身にもなってみろ、みんなそう言ってきた。
で、杉村議員は、一般の社会人、というかまだ学生気分が抜けてない感じもするが、一般人の感覚をすごく持っている議員なのではないだろうか。学生時代から政治家になることを見据えて、そういう世界で生きてきた人たちには決して持ち得ない、すこぶる庶民的な感覚だ。だからさまざまなことにフレッシュな驚きや感動があるわけで、それを言っちゃうわけで。
そもそも他の政治家たちだって料亭には行くしいい車だって買うし、一皮向けば杉村議員よりずっとえげつないおいしいとこどりをしようとしている人も沢山いるし、負けないくらい幼稚で無責任な人も沢山いる。ただ彼らは言っていいこととまずいことを杉村議員よりはわきまえているというだけ。
でも言ってまずいというのは、自民党にとってまずいというだけで、私はどんどんこういう発言を続けてほしいと思っている。もし杉村議員が今後も庶民の感覚を持ち続けて、「国会議員てこんなに変だ!/おいしい!/大変だ!/楽だ!」というようなことを国会や社会に向けて発信し続けてくれるのであれば、国民の税金から年収2,500万円あげても惜しくないと私は思う。
もちろん、彼にそんなガッツはないし、そもそも彼の目的は"国会議員で居続けること"だから、そんなリスキーな真似はしたくもないしできもしないんだけどね。しかも今回の事件により、再選はまず不可能。でも再選したらもう一般の感覚なんてなくしちゃうだろうからそれでいいか。毎回こういうフレッシュでちょっとアホな新人が入れ替わり立ち代り一人紛れ込む、という構図がいいのかもしれない。
おっと、杉村議員が本当の意味で立派な政治をする政治家になるという可能性を見過ごしてた.....。
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