ラブ・アクチュアリー [映画関連]
リチャード・カーティス監督・脚本なので期待はしていたが、やっぱりすごい脚本と言うのはすごいのだと改めて思わせられる。
きちんとした脚本をきちんとした役者がきちんと演じている映画。テーマは「愛は世界中に溢れている」。見て気分がよくないわけがない。
気になる部分は確かにあった。イギリス男がアメリカでモテモテのエピソードにオチがないことや、(私は途中までてっきり彼の妄想だと思っていた )。病気の弟を持つ女性のエピソードが可哀想なままで終わってしまったこと。特に後者は、最後まで「あのままで終わりなの?」と、気になって仕方がなかった。
けれどこの映画は面白いし、沢山のエピソード一つ一つが台詞もシチュエーションもしゃれていて、常に質が高いまま最後まで通している脚本はやはり見事。ロックスターの台詞なんて全部がすごくいい。アホな台詞は一個もナシだ。これだけの人間が入り乱れているのに関係がわかりにくくなることがまったくなかったし、クライマックスで大勢を一箇所にまとめてしまうのにも無理がない。さりげなく大変なことをやっている映画だ。
私が一番好きだったのは、11歳の恋のエピソード。空港での疾走シーンでは泣きそうになっちゃったよ。でもやっぱりヒュー・グラントとコリン・ファースのエピソードが一番力が入っているように見えるのだけれど。
「すごい脚本はすごいのだ」
ストレートに伝わるナイスな褒め言葉ですね。
僕もこの脚本はスゴイと思いました。ときどき業界風に「ゴイス~」なんて
言ったりします(笑)。
by ken (2005-11-04 12:16)
ゴイス~!
その手の業界用語を聞くととんねるずと秋元康を思い出します。世代ですね。
by satoco (2005-11-04 14:59)