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ターミネーター3 [映画関連]

「ターミネーター」。一作目はかなり好きな映画で、公開当時見たときは、シュワルツェネッガーも格好いいと思った。ストーリィも面白いと思ったし、雰囲気も好きだった。
2を見たときは、なんだかやけに大仰になってしまい、1とのストーリィ上の齟齬もあって、なんだ、アクション大作なのか、と少し落胆した。が、アクション大作としては十分面白いと思った。

さて、3作目の本作であるが、ニック・スタールの風貌のせいもあってかなんだか思い切り安い映画に見える。予備知識なしに見たので、シュワルツェネッガーが出てきたときに驚いたくらい。3作目はキャメロンも手をひいているし、B級作品として作られたのかと思ってしまったのだ。でもよく見るとクレア・デーンズも出ているし、B級は言いすぎだったかもしれない。しかしまた未来から来たターミネーターが、今度はジョン・コナーではなく部下を抹殺、というのもあまりにもいい加減な筋立てだし、そう勘違いさせるだけの安い空気は漂っている。

しかしこの3を観ていると、1作目の「ターミネーター」を思い出すのだ。1作目は低予算映画。ストーリィのアイデア一発勝負の映画だった。3のストーリィも1を引き継ぐ方向に戻っている。つまり、2で"審判の日"を回避して、未来の指導者を生き残らせるなんていう当初の目的からさらにスケールの大きい偉業を成し遂げちゃっているのだが、3ではまた"ジョン・コナーの生き残り"が目的、というスケールに戻っているのだ。でもやっぱりストーリィをまじめに追うと破綻しているし、トンデモ描写の連続でアクションもスカスカなんだけどね。

**ネタバレ開始**
しかしストーリィとしては、審判の日回避よりも、一人の人間が人類の指導者になるまで、の方がドラマがあるわけで。だから今回のラストでそのいきさつがわかったことは、結構満足だったりして
**ネタバレ終了**

観終わってもやっぱりB級テイストしか感じない映画なのに、あぁターミネーターの世界って元はといえばこんなんだった、と思い出させてはくれた。

2の時も思ったのだが、シュワルツェネッガーもだんだん老けてくるので、ずっとサイボーグの役をするのには無理がある。しかも味方になり、人間臭くなったサイボーグだなんて、あまり格好良いとは思えない。C3-POじゃないんだからさ。


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Taddy

全く同感です。
by Taddy (2006-01-10 13:59) 

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