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オータム・イン・ニューヨーク

2000年 ジョアン・チェン監督

中年男と若い女性の恋愛を描いた映画って沢山ある。で、しかも難病モノ。そこだけ聞くとあまり観ようという気が起こらない。なぜ今そういう恋愛モノ? 脚本や構成や映像がすごく凝っているのか?いや評判を聞くとそんなことはないし。

でもリチャード・ギアとウィノナ・ライダーが主演なのでスカパーで放送したときに録画しておいた。それを昨夜観てみた。やっぱり評判どおりで、新鮮味はとくにない。でも時々「ある愛の詩」を思い出させるような、詩情のあるシーンもないではないのだが。それにしても脚本が中途半端なので、乗れないまま終わった。

でもやっぱりリチャード・ギアは憎めない。いつもしゃべり方と声が優しいから得をしているなぁ。
そしてウィノナはやっぱりキレイ。
最初にウィノナを観たのは「ビートルジュース」。すごい美形じゃん!と思った。その後ウィノナが出ている映画はほぼ全部観た。芝居がうまいなぁと思った。どんなヘアメイクをしても美形だと思った。口のあけ方に個性があってしゃべり方が可愛らしい。(同じ超絶美形のナタリー・ポートマンと比べると良くわかる)。いまやすっかりスキャンダル女優という感じでいい役に恵まれないが、それでもやっぱりウィノナが好きなのである。「シモーヌ」でのセルフパロディ的なウィノナも良かったが、今回のように直球で可愛い役をやってくれるとやはり嬉しい。しかも撮影も良くて、実にきれいに撮れているのだ。若いころは癖のある役が多かったが、今回のように無邪気で可愛い女性の役をすると、彼女の笑顔がどれだけ可愛いかがしみじみとわかる。うっとりだ。

中盤あたりの二人の濡れ場はものすごくいただけないものがあった。映像と音楽が下品でデキの悪い昼メロのよう。ギアとウィノナが勿体無いよ。


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