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ターンレフト・ターンライト [映画関連]

2005年 ジョニー・トゥ、ワイ・カーファイ監督

徹底する、ということがおかしみをかもし出す映画。
ストーリィは惹かれあう男女のすれ違いをただひたすら描いている。出会いにもすれ違いにも映画ならではの偶然が満載。恋愛ものではお決まりの展開で珍しくもないが、ここまでひたすらにこだわるとほほえましくなってくるから不思議だ。

二人それぞれに恋をするサブキャラもいい。やはり偶然にすれ違い続けるだけでは退屈なので、物語を引っ掻き回す役が出てくると俄然映画に元気が出てくる。特に食堂の女の子はとてもかわいいし。

そして私が一番気に入っているのがラスト。こういう展開だと、結局最後は会えるのだろうが、さてどうやって会えるのか?とラストに対して期待が高まってくる。この映画のラストは少なくとも私の期待には十分にこたえてくれた。こんなにラストで喜んだのは「マグノリア」以来かもしれない。バカバカしいほどの偶然を描いた映画のラストは、やっぱりバカバカしいほどのものでないと。

ケチをつけられるところは沢山ある映画だが、かわいらしい作品だと思う。


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ken

satocoさんにはめずらしく作品に歩み寄ったレビューですね。
でもどうしてこの映画を観ようとしたのかが気になりました(笑)。
僕はこの作品、発想はすごくいいと思うんですけど、
作品に仕切れていない気がしましたね。
TBさせていただきました。
by ken (2006-06-19 14:53) 

satoco

kenさんありがとうございます。作品に仕切れていない、そうかも知れませんね。発想一発勝負の映画という感じです。
どうして観たかというと単に連れ合いが録画していたというだけだったりします...。実は私の映画を家で観る基準て、たまたま連れ合いが録画していたから、というのが7割くらいだったりします。見る前は「えー、興味ないのに...まぁどうせ暇だからいいか」という気分でした。そういう風に期待していなかったから点が甘いのかも。連れ合いは金城武だから観ようと思ったらしいです。
by satoco (2006-06-19 23:15) 

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