ジョーズ [映画関連]
1975年 スティーヴン・スピルバーグ監督
いわずと知れた有名作だが、先日TV地上波で放送していたので、思い出して観てみた。
もう何十回と見ている。
それにしても飽きない。今回久しぶりに見返したのだが、2007年の今見ても十分楽しめるなんて、すごい作品である。
ジョーズがどこからどう出てきてどう戦って結末がどうなるのか全部知っているのにハラハラ。スピルバーグのアクション演出の賜物だと思う。私はいまだに、スピルバーグ作品の中で本作が一番面白いのではないかと思っているくらいだ。
署長が船で撒き餌をまいている。ぼやく署長のアップが画面右側。署長の背後の海が画面左側の空間を埋める。この構図、まるきりのんきな署長の背後からジョーズが顔を出してびっくりさせる演出の見本のようだ。そんな基本的な要素が沢山あって、勉強になる。(なんの勉強なんだか)
ロイ・シャイダー、リチャード・ドレイファス、ロバート・ショウという実力派が揃っているのもうれしい。ロイ・シャイダーはいつもサングラスが似合うなぁ。
子供の頃初めて見たときは3人が狩りに出発するまでの過程がやや長すぎるように感じたが、今観るとその部分も楽しめる。陸地で十分に葛藤がなされたからこそ、ほとんど自殺行為のような危険な狩りに出発することになるのだ。
ジョン・ウィリアムズのテーマ曲はあまりに有名だが、本当によくマッチしている。しかし本格的にサメと格闘しているシーンではBGMは消えているのだなあ。
シリーズ2作目以降は子供のころ見たはずだがあまりよく覚えていない....。
多分通しできちんと見たのは、テレビの「○○洋画劇場」とかだったと思います。でも、なぜか何度も見たような気がするんですよね(笑)
もうこれは、名作中の名作だと思います。すごくシンプルなのに、ホントに恐い。あと、人間の自分勝手さとかが、とてもリアルに出てて、思わず笑ってしまったりしました。
これを超える「海のこわいお話」は出ないような気もします。関連して
パニックものでは「タワーリングインフェルノ」を超えるものは出ない気がします。
いらないものをそぎ落として、本当に必要なパーツだけでできている作品のように思います。
by Sho (2007-07-07 13:01)
僕は「激突!」も好きですねえ。
「ジョーズ」より好きかも。
スピルバーグの天才ぶりが良く分かる2作品ですね。
by ken (2007-07-08 00:10)
Shoさん、jediokiさん、nice! ありがとうございます。
Shoさん
そうそう、シンプルですよね。人間の自分勝手さのあたりは、子供の頃見たときよりも今の方が共感できましたよ。
それと「タワーリングインフェルノ」がすごいというのも同感です。
kenさん
私も「激突!」も好きです。ハラハラするということにおいては「ジョーズ」より確実に上ですね。でも「ジョーズ」も同じくらい好き。この二つがぬきんでてますね。
by satoco (2007-07-08 00:38)