ピーター・ジャクソン [映画関連]
「ロード・オブ・ザ・リング」の監督ピーター・ジャクソン。先日TVで次回作「キングコング」の紹介をしているのを見てちょっと驚いた。激ヤセしているのだ。前々回のオスカーの受賞式までは巨漢と言っても差し支えないほどの体躯だったのに、今は一般人なみである。しかし誰もそのことに言及しない。きっとNGワードになっているのだろう。
私にとってピーター・ジャクソンは「ロード・オブ・ザ・リング」ではなく「乙女の祈り」の監督である。「乙女の祈り」はさほどヒットしなかった単館系の作品だが、本当にスゴイ映画なのである。とにかく完成度が高い。どこまでもきっちりとバランスが取れて、どこも欠点が見つからない、そんな映画だ。初めて観た時は本当にびっくりした。大好きな「指輪物語」を映画化すると聞いたときも、この監督なら凡百の大味大作にはしないだろうと安心だった。
次回作「キングコング」も面白そうなのだが、私は観られそうにない。動物が悲しい目に遭う映画は辛くて観ていられないのだ。キングコングは巨大なゴリラというだけで愛らしいのに、しかも心優しいゴリラなのだ。
......想像しただけで悲しくなってきた。
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