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デビルマン [映画関連]

観たら書く、ということで。
DVDで鑑賞した「デビルマン」について。

散々な評判を聞いていたが評判どおり散々だった。
が、私は原作の熱心なファンなのであるが、たとえ脚本が破綻しようとも、原作の中の名場面を映画に取り込もうとした試みが伺えて、そのあたりには好感を持った。
牧村美樹のせりふ、「もう二度と会えない気がするんです」や「私は魔女よ、なめるな!」とか。ラストシーンの不動明の姿とか。そういうシーンは、漫画の中でとくにショッキングである後半部分に出てくるため、オリジナル脚本ならこういう所はすっ飛ばしてしまったほうが楽ちんなのである。
おそらく、このあたりを描いたためにPG12指定の作品になったと思われる。
しかし、それにしても映画のデキがこれでは、「デビルマンおたくの映像学校の生徒の卒業制作」という感じだ。
ちなみに両親がデーモンになってしまって悲鳴を上げる少年の名はススム。これは永井豪氏の短編「ススムちゃん大ショック」へのオマージュであろう。

主演二人を見ていて、ひさしぶりに「学芸会」という言葉を思い出した。年代のちょうどいい美少年二人をキャスティングするのが、そんなに難しかったのだろうか。KA-TUNでもう一回作ってくれたら、と思う。

CGは美しいが、デザインが美しいのであって、映画の特撮技術という観点ではお粗末。
「キャシャーン」「キューティーハニー」には欠点はあれども魅力も沢山あったのだが....。


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コメント 2

ken

「学芸会」ですよねえ(笑)。
はじめまして。ここまで酷い映画も近年無かった気がします。
TBさせていただきますので、僕の心の叫びも聞いてください(笑)。
by ken (2005-07-19 13:10) 

satoco

kenさんありがとうございます。
kenさんの所にもコメントさせていただきました。
脚本の破綻ぶりもたいしたものですが、この主演二人のすごさ(ほめてません)は近来では突出したものがありますね。
by satoco (2005-07-19 13:25) 

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