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LOVERS, フォーチュン・クッキー, 恋は邪魔者, アップタウンガールズ [映画関連]

新しいTVをアンテナにつないだため、BS-iwowowに申し込んだ。
一日中映画を見る羽目に。それでも、いくつかは見ないですごしたけれど。

「アップタウン・ガールズ」
ブリタニー・マーフィとダコタ・ファニングのハートウォーミングな作品。ダコタは相変わらずうまい。ブリタニー・マーフィはなんだかふけて見えてしまってちょっと可哀想。ストーリィは予定調和だが良心的な話なのであまり気にならない。ダコタの父が死んだとき、二人で遊園地のティーカップに乗りグルグル回りまくるシーンはぐっと来た。ただ、全体にテンポが遅く途中で少し退屈になる。

「恋は邪魔者」
こちらもストーリィはどうってことないが、徹底した美術とコスチュームがとてもかわいらしくて、目の保養になる。主役、レニー・ゼルヴィガーのファッションはとにかくかわいいし、60年代ファッションをばっちり着こなすユアン・マクレガーはさすが英国紳士と思わせられる。レニーは2時間のうち一時だけでも魅力的に見えれば本望とのことだが、基本的にはファニーフェイスながら美女という設定の役が多い。アメリカ人と日本人のセンスの違いを感じる。しかし実際魅力的に見える瞬間は何度もあるので、美女という設定でもかまわない気がする。ユアン・マクレガーとのアンサンブルは双方芸達者なのでがっちりかみ合う。テンポ抜群。歌もいい。

「フォーチュン・クッキー」
ジェイミー・リー・カーチス演じる母とリンゼイ・ローハン演じる娘が入れ替わってしまって起こるドタバタ。母はお堅い精神科医で娘はロックバンドのギタリスト。この入れ替わりは相当にギャップが大きいのだが...。母を演じているのがジェイミー・リー・カーチスなため、心はロック少女のおばさんが、ものすごくセクシーで格好いい。軟骨ピアスもベリーショートも似合うし、ギターを弾くシーンの格好よさといったら。おかげで入れ替わって困っているようにはあんまり見えず、基本的に能天気。リンゼイ・ローハンもとても可愛いし、エンドクレジットでバンドで歌うシーンも素敵。入れ替わりを仕掛ける中華料理屋のマダムもかわいらしくて、よくある話をとてもチャーミングに仕上げてある。

「LOVERS」
「HERO」を観ていない為、チャン・イーモウ作品初体験。うわさにたがわず美しい。色彩設計もさることながら、ライティングがとても綺麗。とくに竹林のシーンの美しさは圧巻。またチャン・ツィイーの美しさは見事。一人でアップで映るだけで、色彩に凝った舞台と同じくらい、大画面を支えられる。アクションも見事。ワイヤーアクションとCGが映画のテクスチャに馴染んで美しいアクションシーンに仕上がっており、ワイヤーアクションの処理はこうやるんだ、と手本を見せられたような気分。とくに金城武が弓を射るシーンと、竹林での縦方向のアクションにはかなりわくわくした。ストーリィは寓話的でリアルのかけらもないし、お話はスカスカ。でもこのくらいスカスカだからこそ目の保養に専念できるというものだろう。主演3人はビジュアルだけではなくて芝居もなかなかいい。


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