世界の中心で、愛をさけぶ [映画関連]
wowowでやってたので何気なく観た。
原作は未読。というかあまり興味がない。劇場で上映していたときも興味がなくて見なかった。ドラマは飛ばし飛ばし観た程度。
やはりストーリィには付いていけないものがある。何がいいたいのかさっぱりわからない。原作を読めば少しはわかるのであろうが...。こういうあらすじの場合は、たとえば少年時代の美しい恋とか、亡くなった恋人へ別れを告げ、新しい一歩を踏み出す主人公とかがたいていテーマになるのだが、そういうものが描けているとは思えない。そのかわり映像には結構工夫が見られる。(かなりへぼな映像も散見されるが..)。つまり、ストーリィ重視の骨太な映画ではなく、監督の感性を映像化した作品だということなのだろう。
しかしもっとも観るべきはアキを演じた長澤まさみ。成績優秀、スポーツ万能という設定にぴたりとはまり、とても格好いい。しかも芝居が抜群にうまい。すごい女優さんだ。大沢たかお、山本未来もいい。泣き顔が結構似ている。この3人が、凡庸なストーリィを補ってあまりある存在感を見せてくれたおかげで観ていられる映画になっていると思う。
細部をどうこういうのは無粋と知りつつも、ラストシーンがウルルではないことが非常に残念。この一点だけでそれまで2時間映画を観てきた気分が腰砕けである。ドラマ版はきちんとウルルでロケをしていたので余計に残念だ。
もともと興味がなかったためにとてもそっけない印象しか抱けなくて、ファンの方には少々申し訳ない気がする。
サクは私とほぼ同年代。その割りに少年時代の時代設定が異様に古い気がするのは年のせいか。
あ、ドラマ版ではちゃんとエアーズロックでロケしてたんですね。
なのに映画版でロケ出来なかった理由は、きっとテレビ版の際にトラブルを
起こしたのでしょう。間違いない!
TBさせていただきます。
by ken (2005-08-12 12:38)
コメントありがとうございます。撮影許可、おりなかったんですね....。どうせなら映画の方を先に撮っておけばよかったのに。
しかしだったら脚本をもう少し工夫すべきですね....。
by satoco (2005-08-12 15:10)