ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月 [映画関連]
前作はリアルな30代独身女性の本音を描いた作品で、大いに共感したものだが、続編である本作ではリアルはどこかへ行ってしまい、その代わりに思い切りはじけたドタバタ劇が楽しめた。
この映画を観ていると、人間本当にかわいげって重要だなと思う。ブリジットは、私から見ても「アホだなぁ..」と思う。そしてこの脚本では、ブリジットはとにかくモテモテである。男前二人、ゴージャス美女、みんなブリジットが好きだ。それが観ていて納得できるのは、すべてブリジットがかわいいからだ。太めでも、アホでも、とにかくかわいい。仕事ぶりもアホだけれど、体験取材は本当に魅力的だし。
ブリジットを取り合うマークとダニエルの喧嘩のシーンが好き。二人とも喧嘩慣れしていない普通の人の喧嘩なのだ。つまり、格好悪い。キレイなパンチが入ったりはしない。情けない姿、そこがまたかわいい。
きちんとした脚本できちんとした俳優が楽しんで演じると、本当に楽しい作品になる。ドタバタコメディなのに上質。他の俳優がやっていたら、なかなかこうはならなかったであろう。
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