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ベスト・キッド [映画関連]

1984年のヒット作。ナウシカと同じ年だ....。
たまたまCSだかBSで放送したので鑑賞。

いじめられっこ少年が日系人の老人から空手を習って強くなる、というストーリィだが、この映画がヒットしたのは、この老人のユニークな指導方法にあると思う。
第1日目、車にワックスをかける。2日目、床磨き。3日目、4日目、ペンキ塗り。少年が「下働きばかりだ。空手を教えてほしい」と詰め寄る頃には観客も同じような気持ちになっている。すると老人は、「ワックスかけの動作をやってみろ」と。それはそのまま防御の動きだったのだ。床磨き、ペンキ塗りも同様。これらの動きを組み合わせると上手く相手の突きや蹴りをかわせてしまう。このシーンの「ああ、そうだったのか!」という爽快感は今観てもかなりのもので、ここがこの映画の中で一番面白い要素だと思う。内容を知っていて観ても、「そうそう、そうなんだよ!待ってました!」と、やはり爽快。

主人公の少年がとてもいい子なのがいい。家が貧乏なことに少々すねたりもするのだが、空手の師匠である老人とのコミュニケーションの中から、暴力は何も解決しないこと、戦うために空手をするのではないことなどをきっちりと感じ取っていく。

「空手だけではなく、人生においてバランスが大切なのだ」という老人の言葉は、いい年した私も日ごろ思っていたことと同じ。子供の頃にこの映画を観たとき、このメッセージをもっとしっかり受け取っていればなぁ。


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satoco

ニュースが遅かったのだが、24日にミヤギ役のノリユキ・パット・モリタ氏がなくなったそうだ。

そのことに触れているブログがいくつかある。それらを読むにつれ、やはり彼の役柄ではミヤギが印象的だったこと、そして今なおその印象は強いのだということがよくわかる。

合掌。
by satoco (2005-11-29 01:00) 

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