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ニュームーン/トワイライト・サーガ [映画関連]

2009年 クリス・ワイツ

トワイライト~初恋~」の続編。今回も少女漫画の世界を濃厚に展開する。

前作ではさほどでもなかったのに、今回私はすっかり10代の頃に返りました。思い返せばローティーンの頃読んでいた少女漫画の内容、こんなのばっかりだった。オオカミ男やヴァンパイアとの恋愛ものも読んでましたよ。人間としての自分の宿命と、特殊な彼への愛との間で揺れる主人公。そこにまた別のタイプの青年がアプローチしてきて...なんてのはもう少女マンガの王道である。

話は三角関係に発展する。あいてはウェアウルフの青年。青白くていつもドレスシャツを着ていてピアノを弾くヴァンパイアの彼とは正反対、ネイティブ・アメリカンで、たくましく、美しい肉体を持ち、体は熱く、心はピュア。しかも年下で幼馴染。うーんこちらもなかなかの設定である。

しかしヒロインは彼氏一筋。だって男二人を手玉に取る女性なんて、女性読者に受けないからね。でも内心ではもちろん熱いアプローチに揺れているわけで。そこも大事な妄想ポイント。しかも決め台詞が
「戦わないで!わたしのために!」
だもんね。たまらんよ。

なんだかもうこそばいというかこっぱずかしいというか、でもときめくのだ。とっくに忘れた気でいた自分の中の少女趣味を狙い撃ち、というか絨毯爆撃されたような気分である。だって生きるか死ぬかよりも、人としての魂を捨てるかどうかよりも、ネタばれにつきご注意→「プロポーズされちゃった(はぁと)」←の方が大事なんだもん。

前作とは監督が変わり、作風にも変化が。ストーリィや戦いのシーンは前作の方がよくできていて、森林の美しさも前作にやや劣る。その分少女漫画的要素はより盛り上がってきたし、男性陣も前作より格好よく撮れている。ヴァンパイアのメイクもだいぶ大人しくなり、ウェアウルフ・ジェイコブは前作ではもっさりしていたのにすっきりと垢ぬけてイケメンに!ウェアウルフとして覚醒する以前から顔がすっかり格好よくなっているので驚いた。
しかしその分ヒロインの美しさは減少。ヴァンパイアの少女・アリスの方がずっと可愛らしい。

ダコタ・ファニングがチョイ役とはいえヴァンパイアの重鎮で出演。出番は少ないのに素晴らしい存在感で、若手俳優たちを圧倒する。大物ってすごい。

さてさらにこれから先もどうなっちゃうのか予想はついちゃうしおそらく期待通りに進んでいくんだろうけれど、それでいい。今後も見守っていこうと思います。
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